応援部稲門会について

 

会員の皆様へ

早稲田大学応援部稲門会
会 長  菊 地 哲 榮

感動発信、人間道場そして稲魂エネルギー


私の人生の中心軸は、いつも早稲田大学応援部です。
「人生、山あり谷あり」・・・絶体絶命のピンチ(谷)を越えていくエネルギーの源泉は、現役時代の『厳しい鍛錬を超えた自信』『応援活動での感動体験』
「最後まであきらめずに挑戦する」、「真剣に向き合う」、「挫折から新たな生き方をもって再出発する」・・・・そのような転換のきっかけとなる感動。応援部のはたらきは感動発信であり、応援部は人を育む人間道場と言えます。
本年早稲田大学応援部は創部72年、そして早稲田大学体育局応援部として大学公認となったのが、昭和21年。その時、校歌を指揮する『指揮権』、校旗を掲揚する『掲揚権』を大学から負託されました。
現在の稲門会は、会員1,337名、毎年、約30~40名が会員になり、5年後には、1,500名を超え、更に拡大し続ける組織です。
この素晴らしい応援部稲門会の会長を、古茶一之最高顧問、河西誠名誉顧問、田古島浩元会長、福田秋秀前会長に続き、バトンを引き継がせて頂きますこと、名誉であると共に、重責を果たすべく努力する所存です。会員の皆様の更なる物心両面のご協力を御願いする次第です。

さて新体制においての活動指針は、
1-『現役への物心両面の支援充実』、
2-『大学への貢献』そして、その二つの実現の為に
3-『組織の活性化』です。

創部以来、応援部は数々の変遷をしてきました。バンカラ→模範学生たれ。吹奏楽団創設。チアリーダーズ創設。女子部員の多数入部、活躍。男子リーダー部員の減少、女子リーダー入部など・・・。
日本も世界も多くの問題群に立ち向かっている昨今、稲門会・応援部にも少なからず問題群があります。その問題群を解決するだけでなく、そこをきっかけに新たな創造をし、未来の稲門会・応援部へと向かいます。
そこへ向かうエネルギーの根源こそが『稲魂』。
実るほど頭を垂れる稲穂の如き、「感謝の心」であり、大隈老侯の建学の精神~人から言われてやるのでなく、自ら進んで取り入れる「進取の精神」、右足を爆弾で落としても足の一本や二本、どうってことはない!と言い放つ「不屈の精神」。その心・精神を常に忘れず行動する『智恵ある意志のエネルギー』それが、「稲魂」です。
現役諸君の一人ひとりの中に眠っている、未だ十分に発揮されていない稲魂エネルギーが目覚め発散されるきっかけになること・・・・それが、稲門会の究極の目的であると私は思います。
その稲魂エネルギーが我々だけに止まることなく、学生たちへ、大学へ、社会へ、日本へ、そして世界へと伝播しますよう祈願し、挨拶とさせて戴きます。
 

『稲魂』発行に寄せて